機会損失

私の事務所のクライアントさんで、コンビニのオーナーさんがいます。他にも小売やサービス業などを経営していて、Vitalityのある非常にAggressiveなクライアントさんです。
当然、社員やアルバイトにも非常に厳しい方であります。 もちろん、うちにも(^_^;)
コンビの経営の話になりますが、そのクライアントさんはいつも店長やアルバイトに『廃棄を恐れて発注をするな! 』と言っているそうです。一瞬でも「品切れ」にするよりは『廃棄』のほうがまだマシということでしょう。とは言っても誤解の内容に付け加えときますが、ものを非常に大切にする方であり、また、なんでかんでもたくさん発注してるわけではなく、そこは在庫管理も厳しくはさせているみたいです。
特にアルバイトには、利益意識と競争意識をしっかり持ってもらうために、商品の種類ごとに担当を決めているとのことです。A君お菓子担当、B君文具担当、C君ジュース担当、と言ったところでしょうか。

最近、私は在庫の削減についての本を読んでいるのですが、実は私もこのオーナーさんと似た考え方でありまして、『機会損失』と言うものは、現場の社員さんや経営者の方が考えている以上に、利益を得るChanceを失っている可能性があるのです。
コンビニのような小売業を例に挙げれば、品切れになってから買いに来た人の分の利益は当然のこと、他でも売っているものであればその人はもうその店には足を運ばなくなるかもしれませんし、『あの店はいつも品切れが多い』という評判になってしまうこともあるかもしれません。
お店にとっては大きな損失になりますよね。